Friday, November 9, 2007

都教育委員にマラソン瀬古氏

日本を代表する元マラソン選手で、エスビー食品スポーツ推進局長の瀬古利彦氏(51)が、東京都教育委員に内定したことが8日、分かった。12月20日に教育委員の任期を満了する日本将棋連盟会長の米長邦雄氏(64)の後任となる。任期は4年間。

 都は、瀬古氏が4男の父親として、子育てや地域活動に積極的に取り組んできた経験を高く評価し、起用を決めた。さらに、マラソン指導者としても実績があり、2016年夏季五輪招致をにらんで強化を図っている体育・スポーツ教育分野でも手腕を発揮してもらいたい考え。

 瀬古氏は三重県出身。早大在学中は一万メートルなどで活躍。卒業後はエスビー食品へ入社し、ロサンゼルス、ソウルと2大会連続で五輪に出場した。通算15度のマラソン出場で10勝し、今日でも「世界最強」のマラソンランナーといわれる。

 昭和63年に現役引退後は、エスビー食品陸上部監督となり、現在は日本陸上競技連盟理事、日本オリンピック委員会理事を務めている。

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